第2部 「9回裏の大逆転!ユッカスヤルビ」の巻

ちょっと不完全燃焼のイエリバーレをあとに、有名なICE HOTELのあるユッカスヤルビへ移動。ここで最後の夜を迎えることになります。移動の途中、タクシーのドライバーが車の温度計を指し「-30℃」と言うではないですか。昼の12時にここはこんな気温です。さらにドライバー曰わく「3年前-47℃のことがあった」とのこと(もちろん英語ですよ)。
ちなみに、同行のF君が持ってきたデジタル温度計での測定でも-29.4℃と昨年のアラスカより7℃も低い気温です。いったい夜はどうなるのだろうと不安がよぎるのでした。

ICE HOTEL&コテージ

おそらくICE HOTELを見学しているのだと思いますが、車がたくさん駐車しています。道路を隔てて、レストランもあり設備は整っています。

ICE HOTELの入り口

ここには写真の氷でできたホテルとふつうのコテージがあり、どちらにも宿泊できます。自分たちは夜中寒い外にいて、宿も氷ではやってられないので、もちろんコテージを選択。で、レセプションで受け付け完了後、チェックインまで時間があるので、ICE HOTELを見学。


ICE HOTEL内部

建物は全て氷と雪でできています。もちろん柱も。
ホテルの中の温度は-2度。外は-30度以下なので外から入るととても暖かく感じます。上の写真の入り口のドアを開けると、信じられないことにモァーッと湯気(といえばいいのか?)ができます。寒いという感覚もマヒします。


部屋
各部屋にはベッドがあり、トナカイの毛皮が敷かれています。また、部屋ごとに趣向を凝らした氷の飾りや調度品がおかれています。氷のオブジェも大変きれいです。

ICE BAR

ここにはテーブルもいすもグラスも全てが氷でできているバーがあります。ウォッカなど冷たいものを飲むのがまた快感なのです。

そして最後の夜

向こうの都合でチェックインが遅れ、4時にやっとコテージへ。コテージで仮眠して天候の回復を待ちましたが、午後7時になっても薄曇り。しかし、最終日でもあり「曇っていても外で待機しよう」と重い気持ちで準備開始。着替えと準備が終わる頃、胸騒ぎで外へ出て空を見ると....!
「大変だ、急げ、出てる!!」三脚とカメラバッグをつかみ3人は外へ走ったのでした。

DATE
nikon FM-3A  
nikkor 24mm F2
Fujicolor superia 800
露出 5秒


天を走り回るオーロラ

ほんの5〜10分の短い時間の出現でしたが、天頂をオーロラが竜のようにうねり、走り回ります。24mmのレンズ(画角84度)でもとてもじゃないが追いきれないし、収めきれません。(下半分の灰色の筋は薄雲です)

動きが早いため、「だめだ!」と露出時間はすべて5秒に。それでも、写真のようにディティールはつぶれてしまっています。

32コマ撮影したところで、活動は収束。そこでホテル裏の川へと移動し、再出現を待ちましたが再び天候が悪化。雪が降ってきたので切り上げました。

そのほかの写真はオーロラギャラリーへ

オーロラの連続写真

5コマ(約1分くらい)の間に、これだけ変化します。
(注意 ファイルを全てロードして動き出すまでに少し時間がかかるかもしれません。我慢して待っててくださいね。)

全て24mmF2(一部トリミング) 5秒露出


写真撮影中

昨年のアラスカでは最強の防寒着をレンタルできました。それでも防寒には大変気を使いましたが、今回はレンタルの防寒着はなく、全て自前です。(日本で聞いたところ、レンタルのものはあるにはあるのですが、ヘビーではないとのことだったので)。なおさら気を使い、充分計画を立てて準備しました。

今回の防寒対策用装備


撮影を終えてとりあえず乾杯

短い時間でしたが、最終日になって素晴らしいオーロラにやっと出会え「ほっ」としました。これまで3日間のモヤモヤがやっと晴れました。特に、今回初海外旅行のF君にオーロラを見せることができ、責任を果たせたような....。

翌朝5時15分出発のため、このあと後始末に取りかかるのでありました。


朝5時15分。コテージをあとに

前日4時にチェックインしたので、たった13時間の滞在でした。帰りは近く(車で20分)のキルナ空港から国内線でストックホルムそしてコペンハーゲン、成田への長い道。


感想一言
今回は天候に恵まれず、「オーロラの撮影」目的の私たちには不完全燃焼の4日間でした。こればかりは運ですからどうしようもないのですが、最後の最後に素晴らしいのが見られホッとしました。ただ、「撮影」という目的からいうととてもじゃないが「撮影に適したオーロラをを選べる」状態ではありませんでした。
クリスマスシーズンと言うことでいろんな制約があったのですが、これらが全て現地へ行ってから知らされ、私たちからすればツアー会社から何かしらのアナウンスがあっても良かったのではないかと思いました(個人的にはインターネットなどで情報は可能な限り集めたのですが)。情報といえば、「北欧は海流の影響でアラスカより10度程度暖かい」というのが散見されましたが、昨年と今回の経験から言えば一概にそんなことは言えないようです。やはり準備をしっかりしておく必要があります。

メモ

使用旅行社
Finn Tour〔フィンツアー)  東京都港区芝大門2-12-9  (03)3578-0981

費用
旅行費用 225000円+国内運賃25000円
フィルムその他 30000円程度

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