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準備イロイロ 
普段自宅「竹ヤリ観測室」に引きこもって撮影している私。遠征して撮影することは日食など以外ほとんどなく、南天への撮影目的の旅行もちろん初めて。しかも今回は現地6日間、、、、と言うことで、準備は念には念を入れて、、、、、ところがこれが思ったより大変で。
次回のチャンス向けての私自身の記録。もしかしたらこれからオーストラリアに行かれる方の参考になるかも知れない(ならないとは思いますが)ので、ここにメモしておきます。
【今回のツアーの滞在地ジョージタウン】
ケアンズから約500km、休憩を入れて約7時間南西に入った内陸地(18.28S・ 143.54E)。もう少し北には天文ファンにおなじみのチラゴーがあり情報は得やすいが、ジョージタウンに関しては情報がほとんどなく謎の地。
ツアー会社からの情報を元に宿泊施設Latara Motelのwebサイトやストリートビューで周囲の状況を調べたりする必要があった。
 
参加申し込み後の準備・手続き等


オーストラリア入国に必要なETA(電子渡航許可)の取得
コロナ以前は旅行社が代行してくれたんだけれど、現在はスマホを使って旅行者本人が申請をしなければならなくなった。これがまたけっこう面倒。
← 事前にストリートビューでロケーションや街の配置のチェック

持ち物チェックリスト
目的地は当然田舎なので、観光旅行みたいに「向こうの店で買えばいいや」と言うわけにはいかない。忘れ物=アウトだから、カメラ3台にレンズ6本、赤道儀2台、PCとそれらの付属品を入れると持ち物は慎重にならざるを得ない。それに重量の制限が加わる。
 今回のCheck List

荷物の重量計算表
今回、ジェットスターの持ち込み手荷物は7kg+オプション7kgの14kg、預け入れ荷物は40kgの制限。これが本当にしんどい。毎日機材選定と秤との戦い。

国内移動の計画
今回は金沢→小松→羽田→成田の往復移動が必要。航空機、リムジン、スーツケースの受け取り・発送、帰りはそれに加えて後泊の手配+ホテルからの移動が加わり、かなり複雑な予約と時間設定に。

小松ー羽田の往復の航空券予約
たまっていたマイレージで購入
マイレージの座席数は限られているから早めに。
 
羽田−成田のリムジンの予約
成田−羽田移動に80分。過去にアラスカ行きの際、渋滞にあって危うく飛行機に乗れないという危ない目に遭ったことがあるので乗り継ぎ時間のゆとりも必要。

スマホの海外使用の手続き
今回の現地ロケーションで電波が届くのかは若干の不安。

 
JAL ABC空港宅配予約
いつも愛用してるABC:自宅へ集荷・成田第2で受け取り・発送

 
後泊:成田東横インの予約

 、、、、ということで、機材も含めてこの他にも結構準備には時間と手間がかかりましたが、それも楽しみのひとつということで。

中西さん作成のジョージタウンの気象情報
昼は平均で28℃、夜は13℃と言うことで全く問題ないけど、最低気温記録の-0.6℃に悩む。
これも重量との戦いに影響するから。結局、薄めのダウンウェアの上下で重量面もクリアすることに。
★観測計画

極軸合わせの予習
よく言われる「はちぶんぎ座の台形からたどる」のは(頭では)分かってはいるモノの、実際に体感していないので、本当に正確に合わせられるのか?不安だらけ。webで調べたり、ステラナビで星々の配列を頭にたたきこんでおく。

撮影計画
感覚的に対象のサイズ感・天空上の位置を掴んでいないので、撮影対象候補一つ一つをステラナビでシミュレーションし、画角を見ながらレンズを選択。上はηカリーナをREDCAT51で撮影した時のシミュレーション。
目的のひとつである大マゼラン雲は薄明近くにようやく上がってくる。
 
★機材関係 今回はカメラ3台(D810A ・ Z6UHKIR ・ Z6)+写真レンズ6本+REDCAT51+赤道儀2台(AP ・ ポラリエUを持参

長年愛用しているD810Aと初実戦のSigma135mm f1.8
レボルビングにK-astec RR-110

Z6U HKIR改造 + 雲・空・スナップ撮り用にZ6

AP赤道儀(極軸体)とポラリエU+カーボン3脚

William REDCAT51
エータカリーナ、小マゼラン用に。普段は観測室のTOA150に同架してある。
めっちゃシャープで気に入っている1台。

Super WideBino36
視野が36°もある星野双眼鏡。ケンタウルスαから南十字まですっぽりと視野の中に入って、撮影中の星座散歩がとても楽しかった。

CS-mono 3×50改
ヤフオクで落札したCS-monoをアングルとアルカスイスプレートでファインダー化したもの。視野は狭いけど、どういうわけか微光星が抜群によく見える。
 
ノートPC(LIFEBOOK1100g)
仕事用予備機を遠征用にセットアップして持参
することに 
   
★荷物(スーツケース)関係(制限重量との戦い)
 
今回の預け入れ荷物の制限は40kg
結局大26kg+小14kg=40kgジャストで無事チェックイン。
 FRAGILEステッカー
機内持ち込み荷物14kgの制限があるため、どうしてもレンズの一部は預け入れ(スーツケース)になる。過去に日食から帰った人が「望遠鏡のピントノブが曲がっていた」とか、「カーボン三脚が折れていた」という話もあるので、厳重に保護するのはもちろん、FRAGILEステッカーをお守り代わりにそこら中に貼っておく。
 
スーツケースの重量測定
今回の遠征で一番頭を悩ませたのは重量との戦い。旅行までの1ヶ月間ずっと秤でチェックをしながら装備を入れたり出したり。
 
スーツケースの発送
40kgの預け入れは小松ー羽田の国内便は不可、必然的に事前(3日前には)に成田に向けて発送することに。おまけに国内線の持ち込み荷物制限は10kgしかないから、できるだけスーツケースに詰め込んでおいて送り、成田で取り出す作戦。
余談1
以前アラスカ・フェアバンクスでチェックインの際に「1ポンド重いからノー!」と言われて、大変な目にあったことがある。また、今年2月には、ナナセが小松空港で持ち込み手荷物の重量オーバー(!)で荷物を下ろされたので、荷物の重量はトラウマになってる。
 
 
Apple エアタグ
今年2月にナナセがフランクフルトでロスト(結局見つかった)した際に「エアタグ入れとくべきだった」と言ってた。今回トランジットは無いけど、迷わずエアタグを装着。

先に送った荷物がちゃんと成田のヤマトの集配センターに到着、翌日には成田第2ターミナルにあるのを確認。
それだけでも、充分安心できる。
余談2
6年前、私の後にシドニーからウルルに移動してきた2人連れの日本人女性は、ロストバゲッジされ着の身着のままでエアースロックリゾートに3日間滞在していた。結局、荷物はその後ケアンズに移動しても見つからず、可哀想にそまま帰国していった。知人の清水さんもシドニーでロストにあったという。周囲でもロストバゲッジの話は多い。こわいこわい。 
 
★Day0 ツアーへの準備雑感
 何しろ、機内持ち込み7kg+追加7kg=計14kg + 預け入れ40kg = 合計54kgの重量制限との戦い。赤道儀2台と三脚だけで(ウエイトはペットボトルにしても)14kg+これにスーツケース2つを加えたらそれだけで25kg。カメラボディ・撮影レンズ・各種パーツ、そして防寒着まで、どうやって軽量化するか、何を諦めるかで毎日頭を悩ませ、毎日秤とのにらめっこ。
 また撮影用レンズ・機材はもちろん、ケーブルや細かなパーツ、工具まで忘れ物が絶対ないように気をつけた。また、国内移動の計画・予約などの点は相変わらす成田の不便さを痛感。
    
 
オーストラリア南天撮影ツアー 
Day1: 6月21日〜22日・小松−羽田−成田−そしてケアンズ着までひたすら移動の1日
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