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 ↑International Cloud Atlas ウェブ・サイトへのLink
1.ICA 2017年版について
 ICA第T巻は1975年から45年、第U巻は1987年から30年以上もの長い期間雲の標準の最新のものとして使われていました。
 しかし、この間に気象衛星やレーダーなどの進歩で気象学は大きく発展し、さらにコンピュータとインターネットの発展と普及により、世界を行き交う情報量は増えてそのスピードも大きく変わりました。そこでWMOは2017年にICAを改訂したのです。
 →ICA2017サイトへのリンク
 今回のICA2017は従来のような書籍としてではなく、ウェブサイトとしてインターネット上で公表・提供されています。ネットで公表することに以下のような利点があります(もちろん、同時に決定的な弱点もあるのですけど)。
  @アップデートがタイムリーに行える。  
  A動画を扱える。  
  B検索機能を充実させることができる。  
  Cリンクを使って画像の比較が行える。

 サイトに掲載されている画像は世界の研究者やアマチュアから提供されたものになっています。
 WMOのICA2017のトップページ
 
2.ICA2017の雲の分類・名称に関わる改訂点
 今回の改訂では、雲の分類に関連して以下のような大きな変更がありました。

@高積雲・層積雲の種に新たな分類
「volutus」を追加

A層積雲の種に
「房状雲」を追加

B「部分的な特徴」に新たな分類
「asperitas」・「cauda」・「cavum」・「fluctus」・「murus」の5つを追加

C「付随雲」に新たな分類
「flumen」を追加

D分類表の項目
「部分的な特徴」・「付随雲」が別項目に独立

Eこれまで10種雲形に含まれず、別セクションで扱われていた特殊な雲6種=
「flammagenitus」・「 homogenitus」・「 Aircraft condensation trail」 ・「homomutatus」・「silvagenitus」,「cataractagenitus 」を雲の分類体系に統合。


これら雲の学名はラテン語
を元に名づけられており、私たちにはなじみが薄い名前になっています。




→ 新しく分類に加わった雲の和名(雲の和名ワーキンググループによる)リンク
 
ICA2017.Table.2 Cloud Classifications
(画像をクリックするとICA Table.2のサイトへ)
 
 〈参考資料〉
International Atlas of Clouds and of States of the Sky. 1930, International Meteorological Commitee
International Cloud Atlas Volume T. 1956, World Meteorological Organization
International Cloud Atlas Volume T, 1975, World Meteorological Organization
International Cloud Atlas Volume U, 1987, World Meteorological Organization
International Cloud Atlas Abridged Atlas, 1956, World Meteorological Organization

地上気象観測法, 1988, 気象庁・日本気象協会
地上気象観測法 別冊「雲の観測」, 1989,気象庁
 
 
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