2003.12.25〜2004.1.1 アラスカ・バロー&チャタニカ Page2

さて、失意の(?)バローを後にして、フェアバンクスへ戻りチャタニカへ移動。今回はここで3日間の滞在。話を聞くと、先週はずっと雪だったという。今日は快晴。しかし、気温は低く、屋外の温度計は昼で-22℃を指している。

チャタニカロッジ全景 一本道にぽつりとあるドライブイン風の建物。周囲は小高い山に囲まれており、それでも思ったよりは良いロケーション。

ロッジの正面の小山、スノーマシンのコースをたどると金の採掘場所の跡がある。廃墟のよう。昔はここに金を求めてたくさんの人がいたのだろう。

1日目の撮影は、人の来ないこの場所に決める。しかし、夜はとても不気味であった。

ロッジに入って、その中の電飾のすごさに驚く。クリスマスシーズンだからか、命をかけて飾ったと言う感じの豪華さ。

ここのバーは文字通り、地元の社交場と言った感じ。夜になると車で人々がどこからともなくあらわれ、陽気に飲む。なんと、ランニング姿の人も見える。

土曜の夜は、カントリー歌手(といっても名前も知らない)が来て、歌とギターの生演奏。それに合わせて、踊る地元の人々。でも、それが、やっぱり様になるんだよなぁアメリカでは。

人生を楽しんでいるって言う感じ。

左 ここの食事は安くて、多くて結構うまい。同行の辰巳さんも大満足。

上 食堂にはルーシー(左)とハンターの2匹のマスコット犬。ハンターはお客からえさをもらっているためか、まるまるとしている。

初日(27日)は快晴。-37℃。

午後8時に昼のうちにロケハンした場所へいき、待機開始。しかし、空は澄み、オーロラがでるとき特有の空の雰囲気ではない。

長く、冷たい静寂。全くオーロラの気配も感じられないまま、午前1時。北の空がオーロラ色に、、、と思った瞬間、それは始まった。

一気に緑の帯が広がり、空中を動き回る。空間がねじれたように渦巻く。

左 Fisheye Nikkor 16mm F2.8  
kodak MAX400 15秒

下 Nikkor 24mm F2 10秒

1時間ちょっとのブレイク。

2台のカメラとレンズを交換しながら撮影し、見て楽しむ。

さっきまで-40℃の空気の中、凍えていたのに、カメラを振り回し、体にはいつしか汗をかいている。

2時過ぎ、ライトが消えるようにオーロラは姿を消した。

その他の写真はオーロラギャラリー

さすがに-40℃近くになると、自慢の防寒着を通して、寒さが伝わってくる。顔を包んでいる登山用のバルクラバ(目だし帽)も、口より下はバリバリに凍ってしまう。

これまでびくともしなかったカメラ(FM3A)のシャッター音もおかしくなってくる。こうなると、フィルムを切らないように注意しなくてはいけない。

2日目 -27℃ 薄雲を通してぼんやり星が見える。10時過ぎに見つけておいたポイントへ向かう。

待機すること1時間。北の空低くオーロラが現れはじめる。しかし、ブレイクには至らず、2時過ぎに雲が濃くなったのを機に、撤退。あすもあるさ。

しかし、3日目は雪。星ひとつ見えず、雪が降り続ける。

今回のカメラ

愛用のNikon FM3Aと引退して久しい、同じくNikon FEを持参。レンズは24mm F2とFisheye Nikkor 16mm F2.8。35mm F1.4を持ってこなかったのが、悔やまれた。

FEは古いので低温での動作が心配だったが、元気そのもの。さすがニコンという感じ。かえって新しいFM3の方が悲鳴を上げそうな状態だった。

この2台にスナップ用のNikon 35Tiで今回のフルメンバー。

フィルムはKodak Max400と今回はリバーサルにも挑戦(フジクローム プロビア400)。ラチチュードの狭いリバーサルはオーロラにはちょっと心配だったが、さすがに発色ではネガより数段上だった。

さて、不完全燃焼ながら、今年もブレイクを楽しめた我々は帰途につくためにフェアバンクス空港へむかった。チェックインの列に並んでいると、すぐ隣でなにやら見たことのある人が、JNTの係員に話しかけている。

ありゃ、大星さんではないか?昨年ベテルスでお会いした、大星さんに今年もまた、ばったり。アンカレジで一緒に夕食を取り、オーロラ談義に盛り上がって楽しい時間を過ごし、翌日日本への帰途についた。

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